FP2級は金融や税制に関する知識を広くカバーする資格で
会社内の昇格要件にしている企業もあります。
合格率は20%前後で税理士などの国家資格に比べれば易しいですがそれでも独学で合格するとなると
その難易度はもっと難しくなります。
今回は独学でFP2級に合格した自身の経験も踏まえて必要なポイントをご紹介します。
過去問を読む
FP2級は出題分野がかなり広い為、初学の方は特に分厚いテキストの読み込みに時間を費やしがちです。
しかし、折角覚えた内容もどのような形式で出題されるのかわからないとしっかり答えられないのがこの資格の難しさの要因でもあります。
最終的には知識を習得して仕事やキャリアに活かすことが目標ですが、まず目先の目標としては試験に合格することになります。
試験に合格するためにはまず試験の時間、問題構成など基本的なことから抑えていく必要があります。
始めから答えがわかった状態でやりたくないなど固定概念にとらわれずどの分野が何問出題されるのかなど過去問を解答も読んで問題の構成からまず読んでいきましょう。
最初はただ答えを暗記しているようになりますが、違う回の過去問も読んでいき、どうしてそうなるのかの根拠を記されているところを繰り返しテキストで確認していくと頻出箇所は繰り返し見ることになるので自然と重点的に覚えるべきところとそうでないところがわかるようになります。
絞らない
特に直前期になるとやりがちになる方が増えることですが、自分の得意な分野で確実に点数を取るために他の苦手な分野を捨てることです。
その回の出題傾向が当たればそれで合格できるかもしれません。しかし当てが外れたら当然合格できません。
苦手分野でも問題集・テキストの確認をして触れているだけでも本番で出題された時に得点できる可能性が上がりますので苦手だからといって捨てる事はせずに学習しましょう。
私自身別の資格で経験しましたが、その年の試験は私の得意としていた分野の問題の難易度が難しく、目標としていた得点より低くなってしまいましたが逆に苦手分野の方で予想以上に得点できて無事合格できたことがありました。
問題を解いて反省点をテキストで読むだけでもいいので、捨てる分野を作らないようにしましょう。
通しでやる
過去問を解くことは、問題を解くためだけでなく実際の時間配分などの感覚をつかむために非常に大事なことです。
特定の分野を集中的に伸ばす目的で取り組まれるケースもありますが、実際の試験時間などを常に意識するためにも過去問題は1週間に1回以上は試験を通しで行うことをお勧めします。
勉強時間は最初から予定に組み込む
独学と通信などの教材を使っての学習との違いは時間の作り方です。
通信教材などの場合、決められた時間に課題をこなさないといけないため、ある意味勉強時間の確保はされています。
対して独学は、勉強の内容は自由、勉強するしないも自由、要するにすべてはあなた次第ということですね。
空いた時間でやろうとすると勉強時間を捻出できず試験でも結果が出せずにつまずくことになります。
勉強できたらやろうではなく、必ず時間を確保して行ってください。
仕事が忙しくて時間の捻出ができない方という方は自身の1日の時間の使い方を振り返ってみてください。
勉強に費やす時間が5分もないという方はいましたでしょうか?まずいないと思います。
予め時間帯を決めて勉強時間を予定に組み込んでしまえば人間できるものです。
寝る前の時間、乗っている時間なんでもいいです。まずは学習しない日を作らないことを意識しましょう。
いかがでしたか?
独学は強い意志と工夫が求められます。
しかしその試練を乗り越えて資格試験に合格した時の達成感は別格です。
合格に向けて頑張っていきましょう。
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