中古のセレナはなぜ安いの？
維持費はどれくらいかかる？
という人向けに
セレナ安さの理由や維持費について調べてみました。
たくさん出回っている
シンプルな話ですがたくさん出回っているからです。
世界でたった数台しか作られていないものと、どこにでもあるようなものでは
前者の方が買うとなったら当然高くなりますよね
これまで累計200万台以上作られたセレナは、中古車として流通している台数も非常に多いです。
参考までに2024年1月中旬時点で、カーサンサーに掲載されている台数をまとめてみました。
| 車種 | セレナ | ステップワゴン | ノア | ヴォクシー |
| 掲載台数 | 8814台 | 4168台 | 3901台 | 6276台 |
ノア・ヴォクシーで1車種とする見方もありますが、あくまで乗れるのは1台なのでそれぞれ別々に記載します。
時期によって変わりますがやはり掲載台数がダントツで多く、こうやってみるといかにセレナが市場に多く流通していかがわかります。
次に、販売されている価格帯で見ていきましょう。
| 車種 | セレナ | ステップワゴン | ノア | ヴォクシー |
| 価格帯 | 17〜518万円 | 29〜551万円 | 25〜579万円 | 16〜596万円 |
その時期に売られている車の状態によっても変わってきますので一概には言えませんが
売られている台数も多いので、値段も他の車に比べると安いですね。
しかし最近ではセレナでも500万円を超える車も見かけるようになりました。
このレベルになるとほとんどが現行のe-powerです。
e-powerは元々大衆車の印象が強いセレナでも500万円以上の値段がつきます。
日産では高級ミニバンと位置付けられているエルグランドで400〜500万円なので、もうほとんど値段が変わらなくなってしまいますね
e-power
e-powerとは、エンジンで発電してモーターで駆動するシステムです。
今までのハイブリッド車とは違い、エンジンを駆動に一切使わずモーターのみで走ります。
また、EV(電気自動車)のように給電施設を必要とせず従来のエンジン車と同様に、レギュラーガソリンの給油で走ることができます。
詳しくは日産公式HPも併せてご覧ください。
そもそも新車価格が安い
ごく一部の例外を除いて、中古車価格は新車時にどのくらいの価格で販売されていたかというのも一つの基準になります。
当たり前ですが元々安い車は中古になればさらに安くなりますよね
各社の販売価格をまとめてみました。
| 車種 | セレナ | ステップワゴン | ノア | ヴォクシー |
| 金額 | 276万円〜480万円 | 305万円〜391万円 | 267万円〜389万円 | 309万円〜396万円 |
新車価格の最安値はノアに軍配が上がりますが。
今回のセレナは高速走行時のレーンキープや追従走行を支援するプロパイロット
歩行者や障害物の接近を検知してブレーキ操作を行うインテリジェント エマージェンシーブレーキを全車標準装備。
ただこの点はノアもToyota Safety Senseというほぼ同様の安全装置を全車標準装備。
今の時代、このくらいの機能が当たり前のように使えないと売れないようです。
この辺は趣味みたいな部分もあるかと思いますが
現行モデルでは、ノア・ヴォクシーともにパドルシフトがありません。
今回セレナには初めてパドルシフト標準装備されました。
子どもも生まれてファミリーカーしか選べないけど少しだけスポーティーな走りを楽しみたい
お父さんお母さんたちには朗報ですね、個人的な意見ですが私もパドルシフトが付いているのは
運転を楽しみたい勢としてはありがたいので
この点に関してはセレナに軍配が上がります笑
維持費の比較
それぞれの車がどのくらい維持費がかかるのでしょうか。
オイル交換などのメンテナンスについては、その車を乗る人の使い方や考え方で全然変わってきてしまうので
今回は、所有している限り必ずかかる法定費用の部分で比較していきたいと思います。
自動車税
毎年かかる自動車税です。
ここではエコカー減税や、初年度登録13年以上経過した車の割り増し税額については割愛します。
排気量1.5Lのステップワゴンが他の車に比べて割安ですね
| 車種 | セレナ | ステップワゴン | ノア | ヴォクシー |
| 税額（1年） | 39,500円 | 34,500円 | 39,500円 | 39,500円 |
重量税
次に、2年ごとの車検のタイミングで来る重量税についてまとめます。
こちらについては全員2トン未満の車重になりますので同じ金額ですね
※エコカー減税等については今回考慮しておりません。
| 車種 | セレナ | ステップワゴン | ノア | ヴォクシー |
| 税額（2年） | 32,800円 | 32,800円 | 32,800円 | 32,800円 |
2年間総額費用
2年間乗った場合の費用についてまとめてみました。
上でご紹介した自動車税、重量税の他に自賠責保険料17,650円、印紙代がかかります。
自動車税については毎年発生しますので、上で書いた金額の2倍の金額になります。
印紙代について、車検を受ける工場によって変わってくる部分でもありますので、今回1,800円に統一して計算します。
| 自動車税 | 重量税 | 自賠責保険料 | 印紙代 | 合計 | |
| セレナ | 79,000円 | 32,800円 | 17,650円 | 1,800円 | 131,250円 |
| ステップワゴン | 69,000円 | 32,800円 | 17,650円 | 1,800円 | 121,250円 |
| ノア | 79,000円 | 32,800円 | 17,650円 | 1,800円 | 131,250円 |
| ヴォクシー | 79,000円 | 32,800円 | 17,650円 | 1,800円 | 131,250円 |
法定費用だけで見ても車を持つとこれだけの費用が発生します。
燃費
月々に発生する費用として燃料代が発生します。
これに燃料代、駐車場を借りる方は駐車場代が発生します。
2年間の法定費用だけで言うと、ステップワゴンが若干安いですが10,000円程度の話
24ヵ月で400円少々の違いです。
カタログのスペック上の数値などをもとに1万キロ走った場合の燃料代をまとめてみました。
条件
・1万キロ走った場合の燃料代
・レギュラーガソリン160円/lで計算
・WLTC市街地モードの数値を参考
| 燃費WLTC市街地モード | 燃料代 | |
| セレナ（S-HYBRID) | 12.6km/l | 126,984円 |
| ステップワゴン | 11.9km/l | 134,453円 |
| ノア | 15.1km/l | 105,960円 |
| ヴォクシー | 15.1km/l | 105,960円 |
燃費に関しては、トヨタのノア・ヴォクシーの燃費の良さが際立ちます。
ハイブリッド車でもないのにセレナのSハイブリッドよりも良い燃費性能でした。
ステップワゴンは、自動車税の部分で稼いだアドバンテージも燃費でほぼなくなってしまいました。
こうしてみるとセレナは自動車税の部分でも燃費の部分でも一番維持費がかかる車ということになってしまいますが購入価格が安いため、トータルのコストを考えるとやっぱりセレナはお財布に優しい車ということになるのではないでしょうか。
維持費は安いけど購入価格が高い車を購入しても、ランニングコストで元を取るためには10年以上は乗り続ける必要があります。
その間に故障修理などが発生すればまたその分が加算されるため、元を取るのが難しくなります。
元々新車価格も安く、中古車価格も安くてそれなりに走ってくれるセレナに人気が集まるのもわかりますね。
状態の良い車を車を安く手に入れるには
購入時期で選ぶ
会社の会計年度の締めが異なる場合もあるので一概には言えませんが
多くの自動車販売店は、売上を稼ぐために決算月の（例3月）と半期決算月（例9月）に販売価格を安くする傾向にあります。
各自動車販売店は決算月までの目標売上台数が決められているため、販売価格を安くしてでも購入件数を増やさなければならないためです。
購入者側は決算月と半期決算月を狙って車の購入を検討すると、他の月に比べ車を安く手に入れやすい可能性があります。
利率の低いローンで借りる
欲しい車を安く手に入れるためには、月々の支払額を抑えることが重要です。
ローンを組んで車を購入する場合、商品の利率や返済期間によって支払総額が大きく変わります。
車の購入を急いでいる等の事情がない限り、銀行のマイカーローンがお勧めです。
銀行のマイカーローンは審査の書類や時間はかかりますが、自動車販売店で提携しているローンより
利率が低く月々の支払いや支払い総額を抑えることができます。
一般的な銀行ローンで1.2%~4%、自動車販売店の提携ローンだと3.5~9%と言われております。
例えば、200万円５年間借入れた場合
銀行ローン1.2%だと→月額返済額：34,359円、返済総額：2,061,570円
自動車販売店のローン9%だと→月額返済額：41,516円、返済総額：2,490,979円
月額返済額で7,157円、返済総額では429,409円も差が出てしまいます。
40万も差が出てくると、例えば標準グレードで我慢してたものが上級グレードにできたりしますね
販売店の営業マンの言うことを鵜呑みにせず、自分に最適なローンを賢く選ぶことも、車を安く買うポイントのひとつです。
今持っている車を高く売る
現在車をお持ちで、その車を売って新しく車を購入される方
次の車をお得に手に入れるためには、今の車がどれだけ高く売れるかが重要になってきます。
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まとめ
今回は、日産セレナの中古車の安さの秘密について調べてみました。
製造台数が多く、元々新車価格が安いのに必要な機能や装備が揃っていてリーズナブルなところが人気の理由ですね
この他にもカーライフに関する記事を発信しておりますのでよかったら見てみてください。
愛車を自動車泥棒から守ろう！初心者でもできる自動車盗難対策を徹底解説 https://izumicentral.com/car-thief-countermeasure/
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