日本のスポーツカーの中でもトップクラスの人気を誇る「GT-R」
近年アメリカへの輸出規制の緩和対象に入る年式の車も出てきてますます注目が集まってきている車です。
車体価格が新車時の倍以上になる個体も出てき始め、1000万円以上の車も珍しくない、富裕層にしか手を出せないと諦めている方もいるのではないでしょうか。
今回は、「一般的な年収400万円台の人でもGT-Rを持てるか?」ということについて
購入から所有している間にかかる維持費まで、自身の経験を交えてご紹介します。
32、33、35が狙い目
数年前に32GT-Rがアメリカへの輸出規制の25年ルール対象車になった頃
バブルのような状態になり、中古車価格が高騰しました。
一時期はどんな個体でも700万円くらい値が付いてしまうような高騰ぶりでしたが
最近になって落ち着いてきた印象です。
それでも500〜600万円は予算を見ないと手が届きません。
なお、34については未だに1000万円からスタートになっており
こちらを狙うのは現実的ではないので割愛します。
狙い目としては、MTにこだわりたければ32か33、少しでも新しくメンテナンス性を重視したい方は
35を狙うと良いでしょう。
ローン組をむなら5年くらいで返せる金額が理想
多くのオートローンが10年間借りられるものがほとんどですが、年式を考えると買ってから5年以内に不具合が発生する可能性が高いのでローンも5年くらいの期間で組むことをおすすめします。
個人的には利率3.3~5.3%で借りられる静岡銀行のオートローンをおすすめします。
5年間上記利率で借りて、月々3万円前後に抑えられる具体的な金額で言うと150~170万円になります。
自動車税
第二世代(R32~34)GT-Rの自動車税は56,800円です。
R35GT-Rの自動車税は66,500円、初年度登録から13年超経過した車は76,400円になります。
毎年5月末までに支払いが必要です。
ごく一般的なサラリーマンの給料でボーナス前にこれだけの出費はなかなかキツイですね。
私も以前は、ボーナスを待ってから支払ってました。
詳細についてこちらで紹介してますので、ぜひご覧ください。
ボーナスが出てから払うと延滞金追加⁈スカイラインGT-Rの自動車税とその支払いについて
維持費
GT-Rに限らず車の維持費については、ガソリン代、自動車税、2年に一度の車検費用、駐車場を借りる場合は駐車場代が、修理・メンテナンス以外にも何もしなくても発生してきます。
自動車税が56,800円、ガソリン代が月々1万円とした場合、駐車場代別で1年間20万円弱になります。
今まで不具合が発生した箇所
Gセンサー
エアコンコンプレッサー
パワステポンプ
エアアフロセンサー
いずれも一度起きると1回で10〜20万円の費用が発生してしまいますので
まとまった資金を用意して、そのタイミングで不具合箇所だけでなく
周辺のパーツも含めてまとめて整備した方がいいでしょう。
車検
施工する整備工場によって多少の違いはありますが、最初にかかる費用として印紙代、自賠責保険、重量税などが発生します。
参考までにBCNR33 の法定費用がこちらです。
- 自賠責保険17,650円
- 重量税50,400円
- 検査印紙代2,300円
- 代行料10,780円
合計 81,130円
最低でもこのくらいの金額はかかります。
もちろん、この他にも部品交換等を行ったら、その費用も加算されます。
実際のところ、車検のタイミングで油脂類の全交換や、消耗品の取り替え等をやってもらうことが多いので
なんだかんだで2-30万円程度は、予算を見て臨んだ方が無難だと思います。
盗難対策
中古車価格の高騰に伴いGT-Rは盗難リスクの高い車になりました。
盗難されてからではもう遅いので、そうなってしまう前に「見せない」「簡単に動かせない」「追跡できる」を意識してしっかり対策をしていきましょう。
こちらの記事でも防犯対策について簡単にご紹介しています。
悪質な自動車窃盗団から愛車を守ろう!盗難防止に役立つ3つの方法。
まとめ
冒頭でも書きました「一般的な年収400万円台の人でもGT-Rを持てるか?」というテーマについて
結論から言うと持てると思います。
ただし、価格高騰や物価上昇の影響を受けてますのでかなり厳しいものになることも事実だと思います。
車のメンテナンスを通じて、少しでも意義のあるカーライフを送れるといいですね。
コメント