最近バラエティ番組を中心に人気のある大食い番組。
何となくチャンネルを回しただけで出くわすので結構な頻度でやっているんだなと思いますが
正直見ていて何が楽しいのかわからない、むしろ嫌いです。
大食い番組が嫌いな理由と、反対になぜ大食い番組が流行るのかについて
考察したことを記事にしてみました。
食べ物に困っている人がいる
一般的な量の倍以上の量を食べることのできる大食いの人たちですが
一方で貧しい国でその日生き抜くための食べ物すら満足に食べられない人たちもいます。
実際、物流などの問題で全ての人々に平等に食糧が行き渡ることはないという反論もごもっともですが、それだけの食糧があったらどれだけの人が救われるか、またその食糧が必要でもないのに消費されていることが問題だと思います。
明らかに食べる必要のない量
食べ物を食べることは本来生きるために必要だから行われることです。
ですがこの場合、食べ物を食べることがエンターテイメントとして行われています。
食べ物を食べられずに死んでいく人がたくさんいる国の人たちがこの番組を見たらどう思うでしょうか?
テレビからくる悪影響
番組にゲストとして呼ばれるのは、大食いを売りにした芸人・タレント、最近ではInstagramなどで活躍するインフルエンサーなど様々ですが、こうした番組が流行ることによって世間が大食いを肯定するような風潮になってしまい、テレビに出ている人でなくても「大食い系〇〇」など
大食いを売りにして仕事をもらいたい人たちがそれこそ大口を開けて待っているような状況を作り出すのです。
大食い番組が消えない理由
ではなぜ大食い番組が消えないのか?その理由についても考察してみました。
企画が簡単
通常番組作りで製作する方が苦労するのはいかに面白いことをするかです。
そのためにセット作りや場所取り、さらに番組の流れを考えて作り出すのに苦労するのですが
大食い企画は、めちゃくちゃ食べる人を呼んできて対決ができる場所を確保すればほとんど準備完了です。視聴者も何をするのか初めからわかるので受け入れやすいので細かい説明も不要です。
盛り上がる
大盛りの食べ物を豪快に平らげる姿を見るとスカッとする人が多いと思いますが
大食いはシンプルな上に多くの人の気分を盛り上げるため、番組を作る側としては
下手に新しい何かを作るよりか無難に大食い企画を作って盛り上げようってなるようです。
視聴率が取れる
大食い番組は上でも紹介したように企画するのが比較的簡単で視聴者にも展開が受け入れられやすく
視聴率も取れるのでコスパが良いです。
番組を作る側の使命は視聴率を上げることですから、このようなシンプルでかつ数字の稼げる企画は残念ながらなかなか消えることはなさそうですね。
誤解を与えてしまうと良くないので念のため申し上げますが、私自身人並みより食べ物を多く消費する方です。しかしそれは必要として消費していますので大食い自体が悪いことであると言うつもりは毛頭ありません。
しかし貧困に苦しむ人に見せたらどう思うだろうかと考えたりすると正気の沙汰とは思えないので本当に無くなって欲しいです。
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